2013年2月23日土曜日

linuxのchromium-browserでchromeのpepperflashを使ってみた

linuxのchromium-browserはそのままだとfirefoxのflashに連動している
すでにいくつかのサイトでLinuxむけのfirefoxでは不具合が起こり始めて
いることからなんとかchromiumにchromeのpepperflashを移植できないか
試してみた。(事情があってgoogle-chromeが使えないOSがあるため。)


結論からいえば失敗だった。
ただもしかしたら誰かが解決してくれるかもしれないので一応
残しておく。

1.libpepflashplayer.soの抽出。
これはgoogle-chromeのパッケージから取り出した。
chromeをダウンロードすると/opt/google/chrome/PepperFlash
に展開されることが多いのでコピーしておく。


2.chromiumにpepperを入れてやる
先程コピーをとったPepperFlashを
 /usr/lib/chromium-browser/pluginsにルートのブラウザ
などを使って放り込んでやる。

3.chromiumの設定を変更してやる。
この設定はetcにあるので

$sudo nano /etc/chromium-browser/defaul
を開くと下のほうの行にCHROMIUM_FLAGS=と書かれたところがあるのでそこを下の用の書き換えてやった。

CHROMIUM_FLAGS="--ppapi-flash-path=/usr/lib/chromium-browser/plugins/libpepflashplayer.so  --ppapi-flash-version=11.5.31.2"

ただし最後の11.5.31.2のバージョンのところは自分の使っているバージョンに合わせる。
このバージョンはPepperFlashをダウンロードした際に、同じディレクトリのmanifest.jsonの中にかかれているのでそこを確認して書きなおしてやる。

これで理屈のうえでは使用可能だと思ったのだがどういうわけか起動失敗。
urlにchrome://plugins/を打ち込んで
pluginを確認adobeflashを無効にしたりしたがどうにも
PepperFlashがつかえなかった。

(追記ミニ情報 4/12)
Linuxだとgoogle chrome関連のブラウザとしてはSRwareironやchromium
があるがいずれもフラッシュは通常のadobe flashで
これに対してオリジナルのchrome だけがpepper mint flash
が使えるようなのではないかと最近考えている。

linuxだとどうしてもadobe flashを使い続けるわけにはいかないようなので
google chromeに期待せざるをえないわけだが、どうもそのchrome
もdebian系では映像異常、gentoo系では音の異常が発生している。

gentooのforumによればfirefoxでAdobe11のflashがアウトらしく10に逆戻り、
gentooはfirefoxとの相性が 良くないらしい。
最近はfirefoxの高速リリースのせいでパッチも遅れている。

calculatelinuxをいじっているので思うのだが
Gentoo系列だとOperaのほうがまともに動作するようだ。

(追記2013 10/28)
動画の場合だと違いが分かりにくかったりするが、
ブラウザゲームをいじるとクロムとそれ以外のブラウザでのフラッシュの
重さは一目瞭然、今後のことを考えるとgoogle-chromeが使えないLinuxはかなりきついことに
なりそう。(追記終了)



2013年2月16日土曜日

Biosの日付を修正したらosが起動しなくなったこと

先日、PCの電池がきれてしまい日付が狂ってきたので電池の交換
をおこなったところBiosの日付の月のところを誤って
未来の日付を入れてPCを起動してしまった。

そのとき1度だけは起動したのだが、その際に日付の間違いに気付き
Biosの設定で日付を修正しなおしたところ
PCのXwindowが開かなくなってしまった。

数回起動を繰り返すうちに
/dev/sdaの時間の設定が狂ってしまったことが判明
sdaが1から4まであったので
 
コンピューター4回起動させそのたびにコンピューターが苦情
をはいたsdaの場所をfsckを使って修正
#fsck /dev/sda1(sda2,sda3,sda4)
というふうにして一つずつ、PCが英語で
「修正しますか?」という質問をしてくるので
yesをいれていき、4回目でようやく
通常のログイン画面が立ち上がった。

追記)その後わざとBiosに同様の変更をして試したところ
sda2の修正は必要無さそうなことがわかったので、
とりあえず1.3.4の修正だけで良さそうだ(追記終了)

当初なにが起こったのかわからなかったので相当あせった。
あまりやくにも立たないかもしれないが、
何かのヒントになるかもしれないので、
自分のような初心者のため一応記録しておく。

2013年2月8日金曜日

PC-BSD9.1(64ビット) 感想

ハードディスクへのインストールやアプリのインストール
はかなり簡単にできる。
ibus-mozcに関してはEasyPBIが使えなかったので
/usr/ports/japanese/ibus-mozcのディレクトリーに
移動して
#make&make install
で入れることができた。

ただBSDはどうしても
フラッシュ関係はLinuxに比べてかなり見劣りする。
ブラウザはfirefoxがまだ一番まともだが、重く
ニコニコ動画等他の動画を見ることは
できたがコメントは入力できなかった。

ChromiumとAroraも試してみたが
いずれもニコニコ動画は視聴自体が不可能だった。

Operaは自分で試してはいないが他の人の情報
によるとやはり動画がアウトらしい。

やはりサーバー向けのOSらしくDesktopにはあまり向いていないようだ。
デスクトップ向けのアプリケーションなどはそこそこあるが
ブラウザがまともに使えないのは痛い。

Adobeがlinuxでのフラッシュの提供をやめてからあと
Firefoxではいくつかの動画でフラッシュの調子が悪くなってきている。

Adobe抜きの場合、gnashがなんとかYOUTUBEに関しては
100%の互換性を実現したがその他の動画サイトは難しい。
この分野ではAdobeがほぼ独占状態なので、そうなると
おそらくLinuxではgoogle-chromeが
主力のブラウザにならざるをえない。

他のLinuxのブラウザはフラッシュが使えないので
Linuxでのブラウザ開発は今後衰退してゆく可能性がある。

たたし、いずれにせよ現状BSDはChromiumはつかえても
 オリジナルのgoogle-chromeが使えない。

裏技でchromeのpluginをchromiumで使う方法も試みたが
新しいプラグインは使えませんと言われるばかりで
うまく行かなかった。

随分改良されたとはいえ 、
結論としてはデスクトップとしてはあまり使い勝手が
いいとはいえなかった。









2013年2月4日月曜日

PC-BSD 9.1 Isotope Edition64ビットをインストールしてみた その2

デファルトのブラウザは大嫌いなKonquerorなので
Firefoxをインストールすることにした。

ここでパッケージマネージャーについて触れておくと
Guiのパッケージマネージャーらしきものは2種類ある。
そのうちの1つがAppCafeとよばれるもので
デビアンで言うところのSynaptic managerのようなもので
ソースからビルドするのではなく、あらかじめつくられたパッケージ
をインストールするタイプのものだ。

1.AppCafe



上の検索ボックス
にfirefoxと
入れてやると
あっさり
見つかった。

あとは
クリックする
だけでOK。
きわめて
シンプルな作りだ。









ブラウザ類はほぼここから入れられるようだ。
日本人向けには2chブラウザのJD
などもここから入れられる。

office類などもここから入るようだ。
ただインストールできるソフトの数はまだそれほど
多くはない。
今後に期待したい。

2.EasyPBI

追記)2/6
まずEasyPBIを使う前にportsnapでportを
追加してやる必要がある。
やり方は端末より
#portsnap fetch
で圧縮されたporttreeがダウンロードされる
次に
#portsnap extract
で展開。
ちなみにアップデートは
#portsnap fetch update
で行う。
これでportが使用可能になる。(追記終了)

次にフォントを入れてみることにした
今度はAppCafeで検索しても見つからなかったので、
もう一つあるEasyPBIと言うのをつかって
みることにした。

このEasyPBIは
ポートというBSDの本来のパッケージ管理システムを
Guiにしたもので、要はネットから材料を集めてソースから
PBIというパッケージをつくってやるのである。

このパッケージはデビアンパッケージ同様に作成後
PBIランチャーというものでインストールしてやらねばならず
ちょうどgdebiパッケージマネージャーでデビアンパッケージを
インストールするのに似ている。

デスクトップ>PC-BSD KDE システム設定
を開き、一番上の欄右側のEasyPBIをクリックすると



左のような
ウインドー
が現れる。
















するべきことは次の3つ

  1. モジュールの作成のタブから新モジュールを製作
  2. 作ったモジュールをPBIをビルドでPBIパッケージ化
  3. 完成したPBIパッケージをPBIランチャーでインストール
1.上のウインドーの新モジュールのところをクリックすると


上のようなウインドーが出てくるので
ports>Japanese>font-ipa
を探してクリック。
問題がなければ、最初の画面が再び表示されるので
右下のモジュールを作成をクリックするとモジュールが作成される。

2.最初の画面の左のタブの真ん中のPBIをビルドのタブをクリック





















中段の右側のあるモジュールを選択をクリックすると
先ほどのportsの時と同じツリーの画面がでるので、
今度はModules>font-ipaをクリックして
右下欄外のOKのボックスをクリックすると
PBIをビルドのボックスが太字で表示されてクリック可能に
なるのでクリックしてやるとビルドが開始される。
先ほどのモジュールの作成の時と異なり、
いやになるほど時間がかかる。

3.パッケージは/usr/home/m/EasyPBI/PBI
に出力されるのでファイルマネージャーで開いてやると
PBIパッケージができているので、最後にそれを右クリック
してPBIランチャーで開くを選択すると自動的にインストール
が行われる。


結論から言うとフォントのインストールはネットから直接落として
自分の手でインストールしたほうがずっと
早いということが実感できた。




2013年2月3日日曜日

PC-BSD 9.1 Isotope Edition 64ビットをインストールしてみた その1

calculate linux のXがいじりすぎて吹き飛んだのを
機会に、またちがうOSをいじろうと決意。
いよいよハードディスクの調子が怪しいのでLinuxとは
パーティション構造のことなるものを入れようと思い、
BSDを当たってみることにした。

BSDというとFreeBSDが有名だが、これはインストールやら何やらが
すごく面倒臭そうだったので、例によって手抜きでGUIのインストーラーが
ついた簡単にかつ自動的にインストール できそうなものがないか
我ながら厚かましく、そんな都合のいいものがあるものかと思いながらも
さがしていたらPC-BSDというのをみつけた。

通称BSD界のUbuntu(by2ちゃんねる)と呼ばれており、
まさに自分のようななまけものが使うにはうってつけだ。
インストーラー、パッケージマネージャーともに GUIを使うことができる。

BSDはバージョンによるあたり外れも多いが 、今回は上出来との
うわさもあったのでインストールして見ることにした。

インストールの方法は
http://gihyo.jp/admin/clip/01/fdt/201212/25
に詳しく出ている。
言語設定をいじってやると最初から日本語で
インストールができ、ほとんど自動的にやってくれた。
今回は2ギガを越えるDVDをダウンロードしてインストールしたが
デスクトップはインストール時にKde,gnome,xfce,lxde
などが選択でき、サーバとしての選択もおこなえる。

plymouthを使っていないためブートスプラッシュはなく
default時のdebianやsiductionなどと同じで
文字だけの地味なスプラッシュだった。

またデスクトップもフラスコの壁紙という極めて地味で
ちょっと残念と思ったが、さすがUnixといったつくりだ。

defaultのデスクトップはKDEだったので、
今回はKDEをインストールしたのだが、
あらかじめ重いとは聞いていたが、Kubuntuをいれた
時以来の重たさでLxdeにしておけばと後悔した。
(マシンはうちの家では一番ましなC2Dのメモリー4ギガのPC)

立ち上げてすぐ、とくに何もせずとも
デスクトップが日本語になっているのを確認できた。

また右下のパネルにアップデートマネージャーがあるのを発見。
Linuxでもなかなかアップデートマネージャーのあるものは少ないので
さすがにBSD界のUbuntuと呼ばれるだけのことはあると
喜んだのもつかの間、一度にアップデートすることができず
仕方がないので1つずつアップデートした。

フラッシュは最初から入っていたが動画を見てみると音楽がでない。
幸い、KDEのデスクトップには慣れていたのと
以前この手の不具合を経験していたので早速修正開始、
デスクトップのPC-BSD KDE システム設定のアイコンをクリックし
ハードウェア>soundconfiguration

ここでデフォで使うサウンドデバイスの変更と再生のテストができるので
再生テストを使って音のでるデバイスに入れ替えると無事に音がでた。

Video cardも同様に
ハードウェア>nVidia settings>X server Display Configuration
で単にSave to Xconfiguration Fileをクリックし
Kdeシステム設定>デスクトップの効果>Enable desktop effects start
で3Dのデスクトップが使えるようになる。

その2へ続く